人狼坊ちゃんの世話係

来訪者(6)

「髪の毛、濡れたまま寝たら風邪ひいちゃいますよ」

「ちょうど乾かすところだったんだよ」

 上半身裸のままベッドに腰掛けると、
 すかさずユリアが、タオルで髪を拭ってくれた。

「……こんなものかな。はい、おしまい」

「ありがとな」

 礼を言って、オレはサイドテーブルに放っていたシャツへ手を伸ばす。
 すると、その手を掴まれベッドに押し倒された。

「どした?」

「この間、たくさん気持ち良くしてくれたから。
 今日はそのお礼をしたいなって」

 そう囁くと、ユリアはちゅぱっと音を立ててオレの胸に吸い付いてくる。

「んっ……」

「これは怖くない?」

「……大丈夫だよ」

 気恥ずかしく思いながら、頷く。
 ユリアは安心したように微笑むとオレの足の間に体を滑り込ませて、  乳首を嘗め回し始めた。

「あっ……ん、くっ……ユリ、ア……」

 指先で引っ張った乳首を、舌先で突かれると、
 思わず背が仰け反る。
 やがて彼は痛いほどキツく突起を吸い上げた。

「あっ……こ、こらっ……
 そんな、強く吸うなって……乳首、でかくなるからっ……」

「それ、困るの?」

「そりゃな……格好悪いだろ……」

「そんなことないよ」

 ユリアが頬を上気させて首を振る。

「僕のせいで、ココ、大っきくなっちゃったってなったら……嬉しいかも」

「はっ、嬉しいって……」

 再び胸の突起を口に含まれる。
 先ほどよりも、明確な意思を持った愛撫にオレは慌てた。

「ぅあ、ば、かっ……
 マジで、シャレになんねぇからっ……!」

「ん……ダメ、動かないで……」

 オレの息子はスンとしたままだったが、
 与えられる愉悦は、ジンジンと耐えがたい痺れとなって体の芯を揺さぶった。

「も、止めっ……ン、くっ……」

 舐められれば舐められるほど、
 甘噛みされればされるほど、感度が高まってしまうのを止められない。

「はぁ、はぁ、ぁっ、はあっ……」

「逆も、ちゃんと気持ちよくしようね」

「んっ……う、ぁっ……」

 全身が強張る。  指先でこねくり回され、圧をかけられ、唇で責め立てられ、
 発散できない衝動が、体を内側からとろかしていく。

「も、ホント……や、め……」

「バンさん、凄く気持ち良さそうな顔してる……」

 そう言って、下唇を舐めたユリアはオスの顔をしていた。
 今にも貪られそうな予感に、ゾクゾクして唇が戦慄く。

「ん、んんぅっ……」

 口付けられた。
 ザラついた太い舌が口中に差し入れられる。
 ぐちゅぐちゅと中をかき回されて、あっという間に息も絶え絶えになった。

 その間も、指先はオレの胸を愛撫し続けている……

 時折、焦らすように中心の周囲を撫でられ、
 激しく乳首を扱かれ、引っ張られた。

「ん、んむぅ、ふっ……は、ぁ……んんっ……」

 舌が引き攣る。
 視界にチカチカと星が散る。

 ヤバイ。
 ヤバイヤバイヤバイ。
 このままだと、胸だけでイッ――

「…………っ!」

 あっと、思った時にはもう遅かった。
 背が仰け反って、爪先が宙をかく。

 ゴクリと2人分の唾液を飲み干すと、やっとユリアの唇が離れた。

「はぁ、ぁ……ユリ、ア……?」

「ごめん、僕……夢中で……
 バンさんのココ、真っ赤になっちゃった。痛くない?」

「……ん、平気」

「本当? まだ触ってもいい?」

「えっ、それは……ちょ、っと待……んぁうっ!」

 答える前に、ユリアが再び乳首を口に含む。

「今度は優しく舐めるからね」

-42p-