うたかたの(4)
「躾ける……?」
不安そうにするユリアに、オレは明るく微笑んだ。
「そ。ちゃんと節度を持ったお付き合いが出来るようにな」
「あ、のっ……!?」
彼のズボンを下着ごと膝まで下ろす。
続いて、懐から取り出した大きめのハンカチで、ユリアに目隠しをすると、
オレは反り立った彼の剛直に、ハチミツ色のオイルを垂らした。
「んっ……!
ば、バンさん、躾けるって何をするつもりですか――」
「安心しろ。痛いことはしないって。
オレがイッていいって言うまで、
出さないように、訓練するだけだ」
オレはデスクに広げた本を脇に退かすと、
空いたスペースに腰掛ける。
そうして靴と靴下を脱ぎ、
素足をユリアの股間に伸ばした。
「ば、ばばば、バンさん……!?」
「始めるぞ」
両足の裏で屹立を優しく包み、
オイルを表皮に塗り込めるようにして、上下に動かす。
「わ、ぁっ、あっ、ぅあうっ……!」
「ちゃんと我慢しろよー?」
「ま、待って、バンさ……
そんなに擦ったら……っ!」
「おいおい、もうビクビクしてんじゃねぇか。
忍耐力なさ過ぎだろ」
「んんンッ……だ、って、足……
き、気持ちいい……っ」
ユリアは奥歯を食いしばると、
体を強ばらせ、少し顎を持ち上げた。
頬を真っ赤に染めて、
ふぅふぅと荒い呼吸を繰り返す。
オレは知れず舌なめずりした。
視界が閉ざされているせいか、ユリアの声はいつもより大きく、
されるがままの無防備な様に、嗜虐的な本能をくすぐられる。
ヘソにくっつきそうなほど、垂直に勃った剛直は太く長大で、
足で扱いていると、尻の奥がじくじくと疼いた。
「バンさ……も、無理だよ……っ」
「だらしねぇな」
自分の昂ぶりは棚に上げて、オレは告げた。
声が上ずっていたが、ユリアは必死に我慢していて気付かない。
オレは加速する衝動のまま、
足の親指と人差し指でユリアの肉傘の真下を挟み込み、
グリグリと円を描くようにして刺激した。
「あっ、あぁっ、それっ……」
「我慢だぞ、ユリア」
「ふっ、ううっ……!」
「……よしよし、その調子」
オレは肘をデスクについて、体を寝かせ、
足の速度を上げる。
肉竿の先端で、隘路がはくはくと開閉し、
透明な汁が溢れ出てきた。
ユリアはきゅっとふくらはぎを椅子の足に絡ませるようにして、
体を強ばらせ耐えている。
「ぅ……ダメ、もう、がまん、できな……
バンさん、もう、もうっ……!」
悲鳴のような声が上がる。
でも、止めてはやらない。
「うぁっ……!」
ドクンと屹立の根本が脈動した。
オレは仕上げとばかりに、足先で先端をいじくり回してから、
ゆっくりと足を離した。
「はっ、ぁ……はぁ、はぁ、はぁ……」
ユリアは水を欲する犬のように、浅い呼吸を繰り返した。
だらだらと先走りを溢れさせながらも、
彼はなんとか一線を越えずに、耐えきった。
「やれば出来るじゃん」
オレは逸る気持ちを抑えつけて、
デスクから下りた。
彼の足の間でピクピクと震える屹立は血管が浮き上がり、
オイルに濡れて、怪しくぬらついている……
「も、もう出してもいい? いいよね……?」
「何言ってんだよ。本番はこれからだろ」
「本番?」
オレは下着ごとズボンを脱いで、床に放った。
ユリアに跨がる。
自身の手に垂らしたオイルで後孔を解してから、
屹立を手で支え、穴口に先端を宛がい、
「ば、バンさ――」
ついで、一息に腰を下ろした。
「うっ……ぁ、あぁっ……!」
ユリアの腰が浮き、
剛直の先端がずっぽりと最奥に突き刺さる。
「はぁ、すげ、バキバキ……」
電流のような快感が脳天を突き抜け、
熱い吐息が溢れ出た。
中が咀嚼するように蠢き、
ユリアの肉槍を美味そうに舐めしゃぶるのを止められない。
すると、中の屹立が一回り膨張して、
肉粘膜を押し広げるようにした。
みっちりと隙間なくくっつけば、
繋がった部分から2つの体温が溶け合っていくようだ。
「ふ、ぅう……うう……無理……これ、本当、無理……」
ユリアが掠れる声を漏らした。
「中、さっきから、ぁ、キュンキュン締め付けてきて……
こんなの、我慢できるわけ……ない……っ」
「まあ、そうでないと躾にならねえからな」
オレはユリアの肩を掴むと、動き始めた。